色あせた看板たちが伝えている本当の事
注意を知らせる看板ってあるじゃないですか。
こんにちは、サバです。
危険な個所の脇に建てられてる看板。
例えば、用水路の近くには
「危険!この近くに用水路あり!」
みたいなのがあるよね。だけど屋外だとずっと太陽の光にさらされたり、屋内でも普通に劣化したりで黒で書いた文字はそのままだけど、赤色で書かれた部分がすごく色あせちゃって、読めないくらい薄くなってる事がある。
上の看板でたとえるなら、赤い文字が消えてこんな風に↓
「 この近くに あり!」
わからねー!
目 次
伝わらない強調文
読みにくいから、よく見ようと看板に近づいて用水路に落ちるってコンボが決まった例があるとかないとか・・・。
黒い文字はそのまま残ってて、強調したい赤文字だけが色あせて読めない。
「みんなに教えたい」って強く思った所が伝わらないって考えてみたら物凄く皮肉だよね。
まぁ実際は「!」とかが書いてあって、設置されてる場所の雰囲気で大体は理解できる。「この近くに危険な個所があって、その存在を知らせたいんだろうな」って。
だけど、だいたい分かるからいいだろう、って理由で直されずに放置されてる、そんな看板があちこちにいっぱいある事実。
他にこんなの▼
赤インクが完全に色あせた看板を見ると、経年変化考えてもの作ろうよと思う。大事なことだから赤く強調したいけど、看板に____を使うのは__にダメ! pic.twitter.com/lRPq5MNbkY
— Ryuma NIIYAMA (ニウム) (@4_d) 2015年10月21日
もう何を伝えたいのか分かりませんねw
これらの看板を作った人だって、最初は皆に危機意識を強く持ってもらいたいからそういう工夫をしたはず。今のこの現状を見てどう思うんだろ。
まぁ、看板を作った人の中には頼まれた業者さんだったりするから、そんなアフターケアまで考えないんだろうけど。
頼んだ人だって、設置した瞬間は見栄えがよくて満足しちゃう。で、時が経てば当初の危機意識も薄れて「どぉせ直さなくてもわかるだろ」みたいな感覚になるんじゃないだろうか。
継続しやすい熱量
色あせたところには上から再度赤で塗り重ねればいいわけだけど、それってものすごい労力。その当時の熱はとっくに冷めてて、気づいてるんだけど「誰かがやるだろ。」的な感覚、結果放置される事が多いっていう。
強い熱意を持った主張を継続して発信していくのは結構労力がいる事だけど、ある程度力を抜いたら継続しやすくなることってある。
色あせた看板が伝えている事
そんな色あせた看板たちが本当に伝えているのは
『強く伝えたいと思えば思うほど伝わらない。ほどほどの気持ちで語りかけた方が伝わりますよ。』
ってメッセージかも。
鼻息荒く声を大きくして主張するって、それなりにメッセージは伝わるんだけど、その大きな声を継続するのにはそれなりの労力が必要。
力を抜いて静かなトーンで伝えることは、それほど自己主張は強くないけど、継続しやすい。
分かりました!?
何事もほどほどが大事なんです!!
って、これじゃ肩も凝りますわ。なのでヌルいコーヒー啜りながらほどほどな感じでこれを読んでいる方へ伝えます。
「ほどほどでいきましょ~。」
終わり~。