「二兎追う者は一兎をも得ず」を子どもに教えた結果
少年「鳥のように自由に空を飛び回りたい!」
魔使「空を飛べるよう体を軽くして手を翼に変えてやろう」
少年「うわありがとう魔法使いさんこれで空を自由に飛べるね!」
魔使「いやまだだその大きな脳みそでは飛べないもっと小さくしてやろう」
少年「餌餌餌餌餌、敵敵敵敵敵・・・・」
ムサササササ
天は二物を与えず。
鳥は空を飛べることと引き換えにいろいろな代償を払ってます。
空を飛べて嬉しいと思えないこともそのひとつです。
求めていたものが手に入ると、別なものがなくなってしまう。
何やら哲学的ですねー。
ソクラテスの妻は悪妻だったとか・・・。共感せずにはいられないサバです。
「二兎追う者は一兎をも得ず」
「あちらを立てればこちらが立たず」
こんな諺が古くから存在します。
昔の人も、そのもどかしい状況に苦しんできたんですね。
村人A「マンモス狩ろうぜマンモス!」
村人B「熊いたよ熊!」
村人C「いや無理無理!どっちかに絞らんと厳しい。てかリンクするかもだからちょっと離れるまで待機ヨロ」
村人A「ヤベ、マンモスに見つかった。凸るわww」
村人C「ちょwwまwww Aさん無謀杉だってホラ熊も来てるしwオワタwww」
こんな命を懸けたやり取りも人類の歴史上数えきれずあったことでしょう。
そんな、いにしえより人類が受け継いできた教訓を、平成ももう終わろうとしている今、子どもたちに正座させて教えてるわけです。
最近調子づいて舐めた口きくようになってきたからねー、
スプラトゥーン2とマインクラフトの2つソフトが欲しいとか平気で言ってきやがる。これにはちょっと「喝!」。
握りしめて捕まえたものを離さなければ、他のものを掴むことはできない。
隣の芝生ならぬマインクラフトは面白く見える。
でもそのソフト、本当にお前ら欲しいんか?
オッサン理解できんけど、あんなカクカクしたゲームがやりたいんか?
ヒカキンがゲーム実況してるからやりたくなっただけじゃねーんか?
両方ゲットを目論んでるうちに、どっちも手に入れられなくなるぞ。
子どもたちよ。人生は甘くない。手に入らない、故に妥協することも存在する。
それを知って子どもたちよ、大きくなれい!
父の威厳、全開ですよ。
そんなことを教えてる横で、テレビでこの人出てた ↓
【絶賛】大谷翔平 衝撃の12奪三振&19者連続斬り 2018.4.9 エンゼルスvsアスレチックス
子ども1号「あれ、この人3試合連続ホームランした人だよね。」
子ども2号「バッターでもピッチャーでも成功してる。」
僕「こ、この人は特別だよ。規格外だし・・・。」
子ども1号「この人みたいに頑張れば、両方手に入ることもあるんだね。」
僕「いや、まだ開幕したばっかだし、これからどうなるか・・・。」
1号「ぼく少林寺拳法で昇段したよ!」
2号「ぼく3学期、習字で秀作賞とった!」
1号「ぼくたちだって頑張ったよ!」
僕「い、いや・・・それけっこうかんたn
1号&2号「大谷選手Sugeee!!!」
・・・まぁ確かにさ、大谷みたいな例外もあるかも知れねーよ。
ってゆーか、オレも今まで生きてきてコイツは流石にチート級だと思ったよ。
あり得ないよ実際。よく言われてるけど、もしマンガでこんな活躍描いてあったら
間違いなく「駄作」だからね。
お前、野球知らねーだろ。って笑われて終わり。
投手やった後の試合で3試合連続ホームランとか、作者小学生かよ。
もうそれくらいあり得ない。
そりゃ比較の対象が野球の神様くらいしか居ねーよ。
もう脱帽だね。
未来永劫こんなモンスター出てこない。
それくらい凄いさ。
でもね。
空気読んでくれ、
大谷ぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!
ひとりの侍がMLBで大暴れしてる頃、我が家の小学生はNintendo Switchでハイパー二刀流を満喫していた・・・。
終わり。