意外とあなたは向いているかも。介護士という職業の利点5つ
こんにちは、介護福祉士のさばです。
介護職は給料の割に重労働な仕事でブラックなイメージが強いです。
でも僕はそうは思いません。介護士になって良かったと感じる事が多くあるし、以前いた製造業の仕事よりも自由時間が増えたので、今までやれなかった料理や運動などにチャレンジできるようになり、趣味が増えました。
向いている人は向いている。向いていない人は向いていない。
あなたはもしかしたら前者かも知れません。
5年はたらいて感じた介護士の利点
この4月1日で介護士になって丸5年経過しました。そんな僕が感じる介護士の利点を本日はみなさんにご紹介します。迷っている方の参考になれば幸いです。
休みたい日を指定できる
僕が介護士になって一番良かったと感じる事はこれです。
これは子供を持つ親なら実感が持てると思いますが、学校や保育園の行事は平日にある事も多くあります。僕の職場では月に指定できる休みが4日あります。それだけあれば子どもの行事に合わせられますし、まとめて取る事で家族旅行にも行けます。もちろん指定できる4日以外にも休日はあります。
大体3日仕事して1日休みみたいな頻度だし、夜勤があると日中家に居る時間はもっと多くなります。同居している母親には「いっつも家に居るね。」と驚かれてますよ。
転職する前の仕事がほぼ日曜日しか休日が無かった為、子どもの行事に参加することがなかなかできず、結構つらく子どもにも寂しい思いをさせてました。
この仕事を始めてからは、保育園バスの見送りや迎えに行けるようになったし、一緒にお風呂に入る時間も多く持てるようになりました。子どもと触れ合える時間が多く持てるようになったのでこれだけでも大きな収穫でした。
子どもと一緒に過ごせるのは、長い人生の中で今しかありませんからね。
平日に出かけられるので目的地がすいている
僕は人混みが苦手ですので休日に出かけることは避けてます。それに店に出かけて同じ料金を支払うなら、行列ができている日よりもすいている日を選んだ方がお得ですしね。
あとは、出勤時間がまちまちですが、朝のラッシュに遭うのは月に1回か2回の日勤の時だけ。マイカー通勤なのですが、普段道がすいてるのは個人的にとても嬉しいです。
就職・再就職しやすい
僕が介護士になったのは、友人に誘われたから。
まったくの素人で資格はもちろんありませんでしたが、施設長に「やる気があればいい。」と言われ、とりあえず施設見学にいったつもりがそのまま就職してしまいましたwやっぱりすぐに辞めてしまったり、割のいい施設に鞍替えする人がいるので職員が足りなくなるみたい。介護施設が新しくできて、そこに引き抜かれる人も居ます。
働きながら介護福祉士の資格を取る事もできましたし、その気になれば、もっと条件の良いところへ移ることも容易にできると思います。
とにかく今は介護士が不足しています。あなたが入りたいと思えば簡単に介護職に就くことは可能でしょう。
介護士は金の卵です!
介護技術を家庭でも活かせる
家族に高齢者が居る家庭は結構あります。その場合、介護の技術があって困る事はありません。
例えば、以前の記事で紹介したボディメカニクスは介護の場だけじゃなく、育児や普段の行動にも応用が利くので身につけておくとその後の人生にも役立ちます。
仕事で得た技術が普段の生活に活かせる職業はあまりないんじゃないでしょうか。今は大丈夫でも、将来介護が必要になる場合もあるし、自分が介護を受ける側になることだってあるかも知れません。そうなった時、予備知識を知っておくだけでも不安はだいぶ解消されるでしょう。
業務が利用者の「ありがとう」に直結している
仕事をしていて直接ありがとうと言われる仕事は、他にはあまりありません。
介護士をしている人に良かった事を聞いてみると、ほぼすべての人がそう言われた時と挙げます。やっぱり利用者さんの「ありがとう。」があるから頑張れるんですね。
介護職の向き不向きについて
介護職は覚えることが多いうえに、人命に直結しているということもあり、未経験で入ってきて半年持たない人はほぼ1/3くらい居ます。
その一方で向いている人はメキメキ上達します。正社員よりも仕事ができる非正規雇用の方はうちにもゴロゴロ居ますので、そういう意味では向き不向きが大きく分かれる職業なのでしょう。
あと、介護士は女性が多く就いていますが、女性よりも体の大きい男性の方が向いていると感じます。利用者さんの中には体の大きな男性もいらっしゃいますし、悲しいですが、女性だと見下されることもやっぱりあります。
ブラックな職場の見極めは大事
幸い僕のいる職場は大丈夫ですが、やっぱり施設によっては夜勤明けからそのまま日勤をやらされたり、休みが取れなかったりするブラックな職場もあります。
就職先がそのような所かどうか、事前によく調べた方が良いでしょう。それでも分からず入って失敗してしまった、という人が居るならすぐに辞めたほうがいいでしょう。介護施設はそこだけじゃありません。精神や体をやられるまで務めるのは馬鹿馬鹿しいですから。
長く居れば居るほどしがらみが強くなって辞められなくなるので、特に正義感の強い人は気を付けてください。
介護士の職業の利点まとめ
「おむつ交換とか無理!夜勤なんてしたことない!」と再就職の選択肢にまったく入っていない人でも、僕のように就職してみたら意外と自分に合ったという人も居ます。
特に「家族との時間を大事にしたい。」と考えている方には、このような職業もありますよ、と教えたいです。
誰にでもオススメというわけではありませんが、どうしようか悩んでいる人がいるなら挑戦してみるのもありかと思いますので、選択肢の一つに入れてみてください。
どんな職に就いても、あなたが「この仕事を選んで良かった。」という出会いができれば良いですね。
終わり。